先の見通しが見えないことにより歯科治療での治療行為や、治療器具に、不安や恐怖を感じてパニックを起こしやすい、発達障害者（自閉症等）の特性に対して、イラストや動画を用いて治療内容や器具の丁寧な解説や動作状態を事前確認することで、治療に対する不安や恐怖を軽減するデジタル絵カード型の歯科治療に向けた口腔ケア支援ソフトです。
お陰様で、平成28年にはっするでんたーを発表してから実際に使用する歯科医師などの修正や要望を踏まえて、今回新たに「はっするでんたー2 Pro」として開発をしました。
◆厚労省障害者自立支援機器等開発促進事業
このアプリケーションは、発達障害者（児）の歯科治療の為に厚生労働省が行っている「障害者自立支援機器等開発促進事業」の国庫補助により開発されました。
また本アプリ開発にあたり、歯科治療の現場でより活用できるように、実際に障害児（者）の歯科治療を行っている日本障害者歯科学会、岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター、大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部などの歯科医師に監修とご協力を頂きました。
イラストや写真のカードを表示して視覚的に治療内容や治療器具を説明する事で、治療行為への不安や恐怖を軽減し、患者と歯科医師双方の負担を目指します。
カードの種類や並び順はカード制作者が自由に編集する事ができ、カメラ機能を使って自作の写真や動画などをカードとして使用することが出来ます。
またカメラロールから画像カードなど読み込み、オリジナル絵カードとしても活用することができます。
その他、
・カードの拡大表示／ズーム表示機能
・音声によるカウントアップ（ダウン）機能が搭載されています。
・音声によってオリジナルキャラクターが応援したり褒めたりするメッセージ配信機能が搭載されています。
・障害者歯科治療で使う視覚的な絵カードが496枚実装されています。
・専門医が作成した絵カードが始めから実装されています。